はじめに

 当社は、卜部悟会長が、フランス・ボルドー市のアルカッションで開催された第一回世界牡蠣会議(2012年11月28日~12月2日開催)で、アジアの牡蠣、日本と世界の牡蠣の食べ方の違い、日本の牡蠣種類と主要な産地などについて講演するなど行って、牡蠣に関する知見を世界に発信しております。

このような背景から、この度、牡蠣研究者として名高い小澤智生教授からもいろいろご教示いただくことになり、小澤教授によって当社ホームページに「フィリピン牡蠣事情」を連載していただくことになりました。初回はフィリピンの牡蠣養殖の現況です。

これまでフィリピンの牡蠣については、全般を網羅した資料が少なく、今回のレポートがフィリピンの牡蠣についてご参考になると考えます。
小澤智生教授の略歴は以下の通りです。

小澤智生教授 略歴

  • 昭和43年3月九州大学大学院理学研究科(地質学専攻)修士課程修了。
  • 昭和47年12月 理学博士(九州大学)。
  • 九州大学理学部助手、東京大学理学部助手、兵庫教育大学助教授、名古屋大学理学部助教授を経て、平成9年名古屋大学理学研究科(地球惑星理学専攻)教授、平成13年同大学大学院環境学研究科教授を経て平成19年3月名古屋大学を定年退職。
  • 平成20年4月~平成23年3月までサイバー大学世界遺産学部教授を経て、平成25年4月以降、フィリピン サン カルロス大学芸術・理学大学校生物学部客員教授を務めている。
  • 専門は分子系統分類学で、陸生哺乳類と海生軟体動物に関する分子系統学的研究を行っており、最近は世界のカキ類の分子系統分類学的研究に従事しています。