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第2回 中国における牡蠣養殖法の発展と牡蠣生産の現況

小澤智生

今回のブログでは中国における牡蠣養殖法の発展現況について紹介していきたいと思います。

中国では、北宋の詩文に投石法による牡蠣養殖の記述がなされて以来、現在まで1000年近くの長い養殖の歴史があり、この間に多様な牡蠣養殖技術が開発され、その技術は周辺諸国にも伝播されてきました。牡蠣は中国人にとって最も重要な海産食品の1つであり、滋養成分に富む牡蠣は医食同源を旨とする中国医学でもとりわけ重要なものとされてきています。

ここでは、「牡蠣養殖技術」に書かれている内容を中心に、筆者自身の牡蠣類調査で得られた成果を加え、中国で行われている牡蠣養殖の方法と最近の技術的革新についてまとめてみました。なお、参考までに「資料」を追加添付しております。


中国における牡蠣養殖の技術的発展

中国で養殖されている二枚貝類の中で経済的に重要なものは、生産高順に牡蠣、蛤、扇貝、イガイ、マテ貝、赤貝であるが、牡蠣は全域で生産され生産量が群を抜いて多いことから最も重要なものであり、1000年と言う最も長い養殖の歴史をもっている。

牡蠣養殖法の発展要約

  • 北宋時代に、投石養殖法が広東省珠江デルタ地帯で開始される。引き続き、宋時代に、広東、福建、台湾で挿竹養殖法が開始される。
  • 明朝時代の鄭鴻圖による著書『業蠣 考』により牡蠣專業者のための插竹牡蠣養殖法が系統的に紹介された。明,清時代に中国各地に插竹養殖法広く行き渡る。
  • 乾隆年間(1736年 -1795年)中国で最初に牡蠣養殖が開始された広東省珠江デルタ地帯の沙井地区では 養殖面積は200顷(200系)(=約12.3ヘクタール)に達した。牡蠣養殖は広東省、広西チワン族自治区、福建省、浙江省、台湾で多く行われた。
  • その後も時代を経て、養殖方法は絶え間なく改善されていった。
  • 1963年広東省でコンクリート製の付着器を用いた牡蠣養殖法が完成。
  • 1970年代初頭、棚架垂下式養殖が採用され養殖生産量が増大した。
  • 1980年代、はえ縄式養植法が導入された。
  • その後、筏式垂下養殖法も導入され現在に至っている。

人材育成と新規な牡蠣養殖・養殖技術の発達

牡蠣養殖業を支える人材育成も1958年に水産関連大学に貝類養殖学講座が設置されて以来、多くの人材が牡蠣養殖業に供給されてきています。養殖種に関しても1979年に浙江省が日本からマガキの種苗を導入し試験的養殖を行って成功を収めて以降、1982年に福建省、山東省、遼寧省なども日本のマガキの種苗を導入し、大規模な牡蠣養殖が展開し始めた。現在では日本由来のマガキが中国各地で最も重要な養殖種となりつつある。

3倍体牡蠣の作成と単体牡蠣養殖

化学物質サイトカラシンB (CB)と6-ジメチルアミノプリン(6-DMAP)を使って3倍体牡蠣を効率よく生産する化学誘導技術を導入し、3倍体の種苗を生産し、3倍体の牡蠣養殖も進行している。扇貝養殖で使用する養殖網籠中に3倍体の稚貝を30個体ほど入れ、養殖筏から養殖縄で養殖網籠を吊り下げ3倍体の単体牡蠣養殖も行なわれている。3倍体牡蠣は生殖巣を発達させるためのエネルギーを成長のほうに回せるため、同年代の通常の2倍体に比べより大きな個体に成長する(収穫量が多い)うえ、生殖シーズンがないので、通年収穫が出来るメリットもありこれからの牡蠣養殖にとって重要になってきている。

資料

Ⅰ.牡蠣養殖種について

中国の牡蠣の主要経済種として、これまで5種(1-5)が認定されてきた。最近行った筆者の牡蠣類調査から中国南西部でミナミマガキ(6)が養殖されていることが判明した。
1. 褶牡蠣Crassostrea plicatula (Gmelin) [=ポルトガルガキCrassostrea angulate (Lamarck)]
2. 近江牡蠣Crassostrea rivularis Gould [=ホンコンガキCrassostrea hongkongensis Lam and Morton にほ
  ぼ対応するが一部には スミノエガキ Crassostrea ariakensis (Wakiya)が含まれる] 
3. 太平洋牡蠣Crassostrea gigas (Thunberg)
4. 大連湾牡蠣Crassostrea talienwhanensis Crosse[=マガキCrassostrea gigas (Thunberg)]
5. 密鱗牡蠣Ostrea denselamellosa Lischke イタボガキ
6. Crassostrea bilineata (Röding)  ミナミマガキ(アイアデールガキ)

最近の中国の研究者、Lam and Morton, 私の研究(未公表)によれば種名はカギカッコ内の種に変更される。

Ⅱ. 中国で行われている牡蠣養殖について

1. 自然環境下での採苗法

A. 挿竹採苗
中国南部の河口域や内湾の泥質干潟で主に褶牡蠣(ポルトガルガキ)、時に近江牡蠣(主としてホンコンガキ)の採苗と養成を一貫して行う方法として採用されている。
方法としては、長さを切り揃えた竹棒5~10本を1組として全体で円錐形になるように泥中に押し込む(1束と言う)。束と束の間隔を約1mとって50~80束で横列とし沖に向かって約4~5m間隔に同様な横列を配備する(図1左)。

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図1.挿竹採苗

同様の方法は、有明海でスミノエガキ、シカメアガキの採苗に使われていた。
もう1つの方法として、竹棒を岸側に傾け間隔を詰めて200~300本ほどを泥底に挿入し横列を作る方法がある(図1右)。
この方法では一般に667平方メートル(25m×25m)あたり10,000~30,000本の竹棒を挿入する。

B. 投石採苗
採苗器として、一つが2~4kgの石塊を667平方メートル(25m×25m)当たり10~20立方メーターほど投入して、条状(図2左) 房状(図2左)に配置する。
投石法は底質が軟泥の場合は不向きであるが、砂質干潟中潮帯付近での近江牡蠣(主としてホンコンガキ)、太平洋牡蠣(マガキ)、皺牡蠣(ポルトガルガキ)の採苗、採苗から養成までが可能である。石の代わりに、レンガを使用する場合もある。

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図2.投石採苗

C. セメントブロック採苗
長柱状のセメントブロック7~10個を多角錐状に組み採苗する。採苗後、ブロックを組みなおし再使用する。もう一つの方法は、長方形のセメント版を砂泥底に等間隔に密に挿入し種苗が固着後、稚貝が数cm程に成長した段階で、コンクレート版の間隔を広げ、親貝が自由に成長できるようにする。

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写真1.セメントブロック採苗

D. 橋石採苗
中潮帯付近に長さ1.2m、幅50cm、厚さ5cm規格の岩石版、場合によってはセメント版1対で傾斜60°角の人の字状に石板を組む。フジツボの付着が少なく多くの稚貝が得られる。皺牡蠣の場合採苗と養成までの一連の過程を行うことが出来る(図3)

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図3.橋石採苗

E. 立石採苗
中潮帯付近に長さ1.2m、幅20cm、厚さ20cm規格の岩石柱、場合によってはセメント柱を立て採苗する。 採苗と養成一連過程を行うこともできる。皺牡蠣(ポルトガルガキ)に多用される(図4)。

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図4.立石採苗

F. 棚式採苗
風や波浪の穏やかな立地環境で、低潮線付近、干潮時水深1~2mの範囲に木の柱と横木で棚を作り、横木から牡蠣殻や扇貝の殻の採苗器を付けた1~2mのロープを吊るして(場合によっては横木を支えとして水平に設置)採苗を行う(図5)。

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図5.棚式採苗

G. 筏式採苗
養殖筏から牡蠣縄に貝殻採苗器を20cm間隔に配したロープ(2-3m)を吊り採苗する。(図10-1)

2. 人工的採苗法

A.半人工採苗(牡蛎プール人工育苗)
洪水の影響を受けない、風波の穏やかな、河川の流入のある内湾や海域で地形的に平坦な灘(砂質干潟)の中潮位~高潮位の境界付近に外部を石積し内壁と底をコンクリートで固めたプールを作成する(25m×25m×高さは高潮位時に1mほどの提が出来、内部に1.5-2mの貯水深度を持ち、水位調節や入廃水のためのバルブを備える)。

生殖期に健全な親牡蠣をプール内に入れ、プール内で受精した受精卵がベリジャー幼生期となった段階で、陸上の室内のプールで培養した単細胞藻類、珪藻、緑藻、黄藻類などの浮遊幼生の餌生物をプール内に放ち多くの幼生が成長できる環境を整える。

同時に採苗器(プールの底にコンクリートなどの付着版を投入、牡蠣殻や扇貝の殻の採苗器をプール内に吊るなど)を設置し、大量の付着稚貝を生産する。生産された稚貝は、地播き法(灘涂播養)による牡蠣養成、養殖筏に吊り下げられるネット籠での牡蠣養成などに使われる。

B.工場化人工採苗。
1で行われた全プロセスを室内で行う。使用される海水は濾過滅菌された清浄な海水が使われ、洗條された受精卵をホーローやFRP樹脂製の貝類幼生高密度育成用のエアーレーションを施した流水下タンクにいれ、発生したベリジャー幼生に室内で培養した単細胞藻類、珪藻、緑藻、黄藻類などの餌生物を与え、水温20℃~23℃条件下で20日前後した後、殻長が280-300ミクロンになり、眼点が20%程度出現下時点で、牡蠣殻や扇貝殻採苗器をタンク内に入れ幼貝付着後、6~7日して、殻長が800=1000ミクロンになった時点で、採苗器を海中の筏に吊り下げ、海区の水温が25℃前後の条件で1か月ほど育成し平均殻長が24~30mmになった段階で、分散養成する。

Ⅲ. 中国で行われている牡蠣養殖法

1. 挿竹養殖
強風にさらされない、波静かな、泥底~砂泥底の潮間帯で行われる。竹竿を底質に挿入する方式によって、挿排法(図6a)、挿節法(図6b)、挿堆法(図6c)と区別される。

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図6.a.b.c 挿竹養殖

福建省、台湾で褶牡蠣(ポルトガルガキ)の養殖に多く行われている。費用が掛からず、採苗から養殖まで1連に行える簡単な方法であるが、単位面積あたりに収穫量は多い。挿排法(図6a)では、竹竿の挿入間隔を20~30㎝に、長さ5~7mの列を作り、列の左右の間隔を2mほど取る。竹の挿入深度は底質にもよるが20~30㎝程である。25m×25m (667平方メーター)当たり10,000本の竹竿を使う。

挿節法(図6b) 底質がやや不均質な立地で行われ、底質に呼応して挿竹されるので挿排法に比べ配列は不規則である。挿堆法(図6c)20本ほどの竹竿を円錐状に挿入する。

2. 投石養殖
一般に投石採苗と投石養殖は一連で行われる場合もあるが、投石牡蠣養殖のための養殖場を設営する場合も少なくない。硬い泥底~砂泥底が広がる潮間帯に投石をきれいに積んで幅1~3mの畦を作り、畦の両側に深さ30~40cm、幅80=100cmの通水溝および作業用通路作業のために1mほど取る(図7c;行列式投石養成)。

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図7.投石養殖

5~6個一組の投石で円形状の高まりを作り、干潟に規則正しい石塊を配備する(図7b;梅花式投石養成)、投石で干潟を散りばめる(図7a;満天星式投石養成)方式がとられる。太平洋牡蠣(マガキ)や褶牡蠣(ポルトガルガキ)の養殖に使われる。

3. 橋石および立石養殖
橋石採苗法はそのまま橋石養殖法として使われる。福建省莆田市には規模の大きな橋石養殖場がある。(図8)

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図8.橋石および立石養殖

立石採苗法はそのまま立石養殖法として使われる。立石養殖法は中国南部に知られる。

4. 地播き法(灘涂播養)
この方法は,牡蠣養殖法としては簡便な方法の1つであり、褶牡蠣(ポルトガルガキ)やマガキなどの養殖に向いている。近年、山東省などではこの方法が普遍的に行われるようになってきている。養殖地は風波が弱く、潮がよく通り、比較的硬い泥質または砂泥質の底質が広がる低平な海岸、または、潮間帯に中央を高く沖合にまた岸側に低くなるように造成しで地播き養成(灘涂播養)を行う。

過成長し養成でき、固着機材も不要で、干潟を広く利用できるので収穫量が多く、資金もあまりかからず操作が簡単であるのが利点となる。本養殖法では大量の苗種が必要なので、先に述べた半人工採苗(牡蠣プール人工育苗)による場合が多く、人工的工場生産された種苗も使われる。

放苗密度は、底質が肥沃で、餌となる底栖珪藻が高密度生息する環境下では667平方メートル(25m×25m)10,000kg、比較的良好な底質条件下では667平方メーターあたり、5,000~7,500kg、一般的には667平方メーターあたり、2,500kg前後である。 収穫量は667平方メーターあたり、5000~7,500kg放苗の場合、最大で、19,000kgに達する。(写真1)。

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写真2.地播き養殖法(灘涂播養)

5. 棚式養殖
淡水が流入し餌となるプランクトンが豊富で、潮通しの良い、水深2~3mの適地に鉄筋コンクリート柱や木材製の柱を立て、柱の上部に長方形の格子棚を作り、棚から牡蠣殻やコンクリート製の採苗器を吊り下げ採苗と養成を行う。(あるいは稚貝の固着した採苗器を吊るし養成する。)(図9b;垂養)。と 支柱間に採苗器をつけたロープを水平にセットし、採苗後、そのまま育成する(図9a;平養)(あるいは棚式採苗に於いて水平にセットした採苗器に固着した幼貝をそのまま養成する)。福建省や広東省における近江牡蠣(主としてホンコンガキ)の養殖に多用される。

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図9.棚式養殖

6. 筏式養殖
浮き筏式養殖は深水垂下式養殖法の1種で、潮下帯に設置される浮動式筏がこれにあたる。牡蠣苗をつけた養殖縄は筏から垂下され養成される。この方法は底質に左右されず、海水柱を十分に利用でき、牡蠣自身は干出することなく、昼夜濾過摂食できるので、牡蠣の成長は迅速で、養殖周期は短いと言う利点がある。設置条件としては、風や波が穏やかで干潮時の水深が4m以深の海区で潮通しがあり、餌となるプランクトン量が40,000/海水1リッターをこし、夏の最高水温が30°Cを超えない海域となっている。

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図10 はえ縄式養殖

1. 採苗 2.養成 3.養成(拡大図)4.浮き球 5.はえ縄 6.錨の友綱

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写真3 はえ縄式養殖の風景

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写真4 立式筏吊縄法(=筏式垂下養殖)の風景

中国での牡蠣養殖筏は、(1)はえ縄式養殖(浮球ではえ縄(浮綆と言う)をささえる筏(単式筏(略称大単架)と双式筏(略称大双架)がある)と(2)立式筏吊縄法(=筏式垂下養殖(立方体のやや大きなブイの上に竹竿で格子状の浮き筏を乗せたもので、日本の筏式垂下養殖と同じ構造を持つ)の2種の筏式養殖法がある。中国での牡蠣養殖筏の多くはより安価で設定し易いはえ縄式養殖である。最近、筏式垂下養殖も拡がりをみせている。

中国でのはえ縄式養殖の単式筏(略称大単架)は次の規格の筏からなる。
筏の長さ(60m前後)で、1本のはえ綱(浮綆)(直径1.5~2cmの化学繊維製で長さは筏の長さにほぼ等しい)、筏本体(はえ縄)を固定するための2本の友綱(水深の2倍の長さが必要)(友綱の1端ははえ縄と結び、他端は海底に設置する木杭または石重りと結ぶ)、2本の杭(長さ1m前後、太さ15cm;杭の海底への打ち込みには特別な杭打機が使用される、)(または石の重り1000㎏以上で頭部に12~15cmの鉄製の鉄鼻が取り付けられている)、と10個ほどの球形浮子(ブイ)(プラスチック製2穴;1球で12.5㎏の浮力を持つ)からなる(図10)。

はえ縄式筏の設置は、一般に30~40台の筏が1区画を形成し、区と区間は田の字型に配列される。 
養殖縄の長さは筏が設置される海区の水深によって決まる。一般には3~4m。養殖縄には14号半の炭素繊維、あるいは8号の亜鉛鉄細線を用いる。採苗時の貝殻採苗器は養殖縄上で20cm間隔に配備し、養殖縄を筏から垂下する際、 最上の採苗器を水面下訳20cmに置く、垂下する養殖縄の間隔はおおむね50cmとする。

山東省、遼寧省沿海の筏式養殖牡蠣は、扇貝養殖の方法と同じ方法、すなわち、牡蠣を養殖用網籠に入れ、はえ縄から吊り下げ平行養成を行っている。各層の網籠には牡蠣が30粒前後入れられ、25m×25m(667平方メートル)当たり10万~12万粒の養成が可能となる。

現在では、日本の筏式垂下養殖とほぼ同じ構造の長い浮き筏が多用されるようになってきている (例、広東省台山深井鎮のカキ筏、他)。

IV. 牡蠣の収穫と加工

1. 収穫年齢
自然条件下で牡蠣は5年を過ぎると成長が非常に緩慢になるので、多くの種の収穫年齢は3年~4年となる。 環境条件の良い養殖区や垂下式養殖牡蠣の場合は2齢で収穫が可能となる。夏季に採苗した褶牡蠣(ポルトガルガキ)は翌年春に殻長6~7cm,鮮出肉率15%~20%に達するので1年以内に収穫が可能となる。

2. 収穫方法
筏式養殖、棚式養殖では養殖縄を引き上げ、船で船着き場にはこび、牡蠣を縄から外し収穫する。 挿竹養殖、投石養殖、橋石および立石養殖では干潮時に成長した牡蠣を外し収穫する。地播き養殖(灘涂播養)では干潮時に鉄製熊手を使って掻き集め収穫する。潮が引いていない状況下での牡蠣を収穫する際には、船上から牡蠣挟みを使っての収穫もなされている。

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写真4 地播き養殖牡蠣の収穫

3. 牡蠣の開殻
図11にあるような牡蠣啄(ムリツゥオ)(啄はついばむ(鳥がくちばしで物 をつついて食べる)の意) を用いる。中国南部では木製の柄に焼き入れした鉄の啄を取り付けたものが一般的である。

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図11.牡蠣啄

4. 牡蠣のおもな加工

  • 1.生鮮肉および冷凍生鮮肉
  • 2.鮮干および塾干(蠔鼓)
  • 3.牡蠣醤油(オイスターソース)
  • 4.牡蠣缶詰

5.牡蠣殻加工

  • 1.牡蠣殻粉 家禽・家畜用
  • 2.土壌調整剤 酸性土壌の中和 土壌改良剤
  • 3.牡蠣石灰 建築壁塗り用、コンクリート代用


主要文献
王 如才等編著「牡蛎養殖技術」金盾出版社、北京. 180 頁、2004
深圳市宝安沙井水産公司・宝安沙井牡蛎民族文化研究会刊 「牡蛎郷牡蛎郷」游歴沙井牡蛎文化博物館、12 pp.